永谷茶業

Farmer Masafumi

土帰dokiのパートナー農家永谷茶業7代目 永谷祐

私は幼い頃から、父と祖父がお茶工場で働いている姿を見ていて尊敬していました。学校帰りには工場に立ち寄り、お茶畑で作業を手伝ったりしていました。日に日に、自分がどれほどお茶好きかを自覚するようになり、家業を継いで、お茶生産者として生きていくことに決めました。
私たちのお茶づくりの歴史は、江戸時代末期、京都府宇治田原市湯屋谷で始まります。今も日本緑茶発祥の地とされる宇治田原には、永谷茶業の5つの畑と工場が残っています。
お茶をひと口すすった時のなめらかな飲み口と後に残る上品な甘みは、私たちがこだわりぬいた特徴です。他のお茶メーカーから荒茶(無加工茶)を購入する場合、お茶本来の特性を際立たせるため、精製工程と最終乾燥(火入れ)を調整します。
最近はお茶に興味がある若い人が本当に少なくて、急須を持っている人も少なくなりました。急須で淹れる日本茶がどれだけ香り高いものになるか多くの人に知ってもらいたいです。急須でお茶を抽出している時間も楽しめますよ。1~2分ですが、ゆったりとした時の流れを感じることができます。
お茶の伝統を守ることは、前の世代への責任だとも感じています。そのため、私はお茶文化を守ろうとしてくれる人たちを大切にしたいと思っています。インスタグラムで私たちのことを知り、注文してくださるお茶好きの方も増えているので、お茶に関する知識をできるだけ多くの人たちと共有していきたいです。

 

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